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屋根工事の基礎知識

 2020年11月3日  2023年8月27日

知っておきたいお住まいの各部位の名前

【東京外壁塗装専門店のブログ】知っておきたいお住まいの各部位の名前
お住まいのメンテナンスが必要になった時に、部材の名称が分からなくて業者にどういったら言いか分からず、コミュニケーションがスムーズにいかないというお声を聞きます。
当社は屋根修理・外壁修理の専門ですから、お客様が部材名称や用語を知らなくてもちゃんと意図を汲み取りますので、用語がわからない状態でもお問い合わせいただいて全く問題ありません。ですが、ご自分でもちゃんと用語を知っておきたいとご希望されている方もいらっしゃいます。
家は様々な部材で構成されており、覚える用語もたくさんあるのですが、本記事ではこれだけ知っておけば十分に役立たせることができる部材を厳選してご紹介いたします。

屋根の周辺

【東京外壁塗装専門店のブログ】屋根の周辺

破風(はふ)

切妻屋根や入母屋屋根にある妻側に取り付けられた板を破風板と呼びます。妻側とは屋根を見た時に三角形になっている方向を意味します。屋根の形状で呼び方が分かられることがあり、切り妻破風、入母屋破風、唐破風などがあります。

ケラバ

ケラバは部材名ではなく、場所を示す用語です。ケラバは妻側を指し、破風板がある場所です。雨樋が取り付けられているのが軒先でして、ケラバに雨樋はありません。(画像では白い部分とその上方)

鼻隠し(はなかくし)

屋根側面の軒先側にある水平に延びる板のことを鼻隠しと呼びます。破風や鼻隠しは風雨の侵入を防ぐ役割があります。また、軒出し(外壁から張り出している長さ)が大きいほど外壁に汚れがつきにくく、夏場の日射を遮ることができます。破風と混同しやすいですが、鼻隠しには雨樋(軒樋)が取り付けてあります。

屋根の上

【東京外壁塗装専門店のブログ】屋根の上

大棟(おおむね)

屋根面が接する最も高い頂点を大棟と呼びます。 概ねは屋根のほぼ中心にあり、水平に伸びています。屋根面が接するところは隙間ができるため、雨水が侵入しないように棟板金や棟瓦などを設けています。

隅棟(すみむね)/下り棟(くだりむね)

寄棟屋根や入母屋屋根のように斜面のところで屋根面が接するところを隅棟または下り棟と呼びます。ここも隙間ができるため、棟板金や棟瓦を被せます。

雨どいの各部分

【東京外壁塗装専門店のブログ】雨どいの各部分

雨どい

屋根から流れる雨水を受けて排水する設備です。雨どいは設備の総称でして、雨どいを構成する部材は一つ一つ名称があります。雨どいは屋根の他に庇にも設けられています。塩ビ、銅、アルミ、ガルバリウムなど様々な素材があります。

軒樋(のきどい)

屋根側面、軒先方向に取り付けられている水平に伸びる雨どいです。軒樋は屋根から流れる雨水を受け止める役割を持つ設備です。軒樋で受けた雨水は集水器を通り、竪樋へと流されます。真っすぐ伸びている用に見えますが、雨水を流すために傾斜がつけられています。この傾斜を建築用語で勾配と呼んでいます。

竪樋(たてどい)

外壁に沿って垂直方向に取り付けてあるのが竪樋です。竪樋は軒樋から集水器を通り雨水を下の雨水管に排水する役割をもちます。竪樋は「デンデン」という部材で外壁に固定されています。

集水器 (しゅうすいき)/上合(じょうごう)

軒樋と竪樋を接続し、軒樋から流れる雨水をここに集めます。集水器に流れてきた雨水は、そのまま竪樋に流されます。箱形状になっており、上合(じょうごう)とも呼ばれています。装飾の役割ももち、様々なデザインの集水器があります。(画像の囲みの部分)

這樋(はいどい)

竪樋が下屋(大屋根から一段下がる屋根のこと)を通るときに、下屋の上に這わせた雨どいを「這樋」と呼びます。部材自体は竪樋を使います。下屋に這わせた這樋は、下屋の軒先にある軒樋に雨水が流れるように設置されます。

窓や外壁部分

【東京外壁塗装専門店のブログ】幕板

幕板(まくいた)

外壁材の装飾材として役割をもつ板状の外装材です。異なる外壁の堺に取り付けられることが多く、一本の線が描かれるように外観のアクセントにすることができます。水平に取り付けるもの(横部材)や垂直に取り付けるもの(縦部材)など種類があり、幕板の他にモール材とも呼ばれています。装飾が施されているものもあり、アクセントカラーとアソートカラーを強調し、デザイン性を高めます。

"【東京外壁塗装専門店のブログ】雨戸・戸袋

雨戸(あまど)

窓と一緒に取り付けられている防犯、防音、遮光などの役割を持つ引き戸型の建具です。現在ではシャッターが主流ですが、今でも流通しており、昔のものだと木製が一般的でしたが、技術の工場によりアルミ製(表面の板はスチール製)が主流になりました。

戸袋(とぶくろ)

雨戸を収納する箱状のものが戸袋です。戸袋の正面の板を鏡板と呼び、雨戸と同じデザインをしています。雨戸によっては戸袋を設置せず、レール上に雨戸を収まるものもあります。

【東京外壁塗装専門店のブログ】庇・霧よけ

庇(ひさし)/霧よけ(きりよけ)

外壁から張り出す小さ穴屋根を「庇」または「霧よけ」と呼びます。正式な名称は「霧よけ庇」です。玄関や窓などの上に設置されており、日差しよけ、風よけ、雨よけなどの役割をもちます。

まとめ 全部覚えてなくても大丈夫です(笑)

【東京外壁塗装専門店のブログ】屋根工事の基礎知識
業者さんの中には、専門用語バリバリに話す業者さんもいるようですが、これは全て、お客様が知らなくても大丈夫なようにお話ししますので、ご安心下さい^^;
本当はこの何倍も呼び名があったりして、キリがありませんので・・・。
ただ、家の外装は、これだけのパーツで構成されており、雨漏り対策や家の防水工事には、様々な要素が必要になります。そこをしっかり理解して提案してくれる業者さんを選ぶようにしましょう。

“mu”

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