外壁塗装は正しい工程で進めなけれなりません。
①足場設置
②高圧洗浄
③下地処理
④下塗り〜中塗り〜上塗り
⑤足場撤去
今回は②にある高圧洗浄について解説していきます!
「塗装をするのになんで洗浄をするの?」
「塗装をすれば汚れは隠れてしまうのに……」
「高圧洗浄は見栄えだけの問題じゃないの?」
「そもそも高圧洗浄をする意味はあるの?」
本日はこういった疑問にお答えしてこうと思います1
【塗装工事で高圧洗浄を行う意味】
まずは結論から申し上げます。
塗装工事で高圧洗浄をすることはとても重要です。
いきなり高圧洗浄は重要だと言われてもピンとこないですよね。
まずは高圧洗浄とはどんな作業なのかをご説明します。
高圧洗浄は足場を組んだ後に建物に付着する汚れを洗浄して除去する作業です。
通常の水洗いとは違って高圧洗浄機を使い、洗浄する水に圧力をかけているためパワーがあり、なかなか落としきれない汚れも洗浄することができます。
現在では清掃機器メーカーのケルヒャーなど家庭用の高圧洗浄機が普及してご自宅で使用している方も多くなりました。
塗装をするのに建物の汚れを落とす意味があるのかと思われるかもしれませんが、塗装するところが汚れていたり、古くなった塗装が残っていると密着性が落ちて耐久性が落ちてしまいます。
外壁塗装は数十万円かかる高額な工事ですから、短期間で剥がれてしまうのは困りますよね。
塗装は平均的に10年ほどは保ちます。
しかし、正しい施工をしないと塗装は長く保ってくれません。
高圧洗浄も塗装工事の工程の中で重要な作業です。
塗装前に高圧洗浄をすることで塗装の密着性を向上させることができるということを覚えておきましょう!
【高圧洗浄の種類】
高圧洗浄はノズルを変えることで様々な洗浄方法を変えることができます。
通常のノズルは扇状に水を噴射し、広範囲に洗浄をすることができます。
ノズルの中にはトルネードノズルというものがあり、、洗浄範囲は狭くなりますが水を回転させて洗浄します。
トルネードノズルは水圧が高くなり、頑固な汚れを落とすことができます。
ただし、劣化が進んでいる場合は被害を大きくさせてしまう可能性があるため、状態に合わせて力を調節する必要があります。
建物にはカビや苔が発生していることもあります。
カビや苔は深くまで根を張ってしまっていることがあり、表面だけ落としても後からまた繁殖してきてしまいます。
苔やカビが深刻な場合はバイオ洗浄を行います。
バイオ洗浄とは洗浄液を使って洗浄するため、苔やカビを除去することができます。
高圧洗浄は建物の不純物を除去して塗装の密着性を上げることができますが、洗浄だけですべてを除去できるわけではありません。
洗浄と併用してブラシで擦ったり、洗浄後のケレンなどの下地処理で塗装がつきやすい状態に調整することが大切です。
ケレンについてはこちらの「外壁塗装のケレンってなに?必要性と気をつけておきたいポイント」をご覧ください。
【塗装工事をする前に知っておきたいポイント】
ここまで高圧洗浄とはどんな意味があるのかをお伝えしてきました。
次は塗装工事をする前に高圧洗浄のことで知っておきたいポイントをお伝えしていきます。
工事当日にはじめて知ることになってしまうと、いろいろ不便を感じてしまうかもしれませんからしっかりチェックしておきましょう。
【高圧洗浄の時は窓を開けることはできない】
湿気が多くなる梅雨の時期や暑い夏の時期は窓を開けて換気をとりたくなるかもしれませんが、洗浄時は水が室内に入ってしまいますので窓は開けないようにお願いしております。
ちょっとくらいなら大丈夫だろうと数cm開けてしまうのもお避けください。
水に圧力をかけていますので少しの隙間でも入り込む水の量は多く、勢いもあるため部屋の中のものを弾き飛ばしてしまう恐れもあります。
また、水圧で窓が開いてしまう可能性もありますので、ただ窓を閉めるのではなく施錠までしておく必要があります。
【飛散防止をしないと近所トラブルに!】
塗装工事はご近隣の方にも配慮して工事を進めることが大切です。
周りを気にせずに工事をしてしまうと近所トラブルに発展する可能性がありますのでご注意ください。
洗浄時は水が飛散するため、足場にはメッシュシートを張って飛散防止をします。
高圧洗浄の他にケレンや塗装の時も塗料やゴミなどが飛散します。
飛散防止をしておかないとご近隣の建物や洗濯物、車などを汚してしまうかもしれないため、工事をする際は飛散防止をされていることが大切です。
【高圧洗浄中は作業音が発生します】
比較的に塗装は音のでにくい工事ですが、足場の組み立て設置・撤去や高圧洗浄の時は作業音が発生します。
室内にいても高圧洗浄機や洗浄をする音が聞こえてくるため、音が気になる方は外出していただくことをおすすめします。
【雨の日でも洗浄作業をする場合もあります】
下地処理や塗装をするときは雨が降っていると作業ができないため工事は中止になりますが、唯一雨の日でも作業をできるのが高圧洗浄です。
大雨の時は作業が危険なため行いませんが、通常の雨量なら高圧洗浄をすることがあります。
下地処理や塗装は雨の日に行ってしまうと施工不良を起こしてしまいますが、高圧洗浄の場合は雨が降っていても支障はありません。
塗装工事は雨が降ると中止になるのが普通ですが、高圧洗浄の時だけは雨が降っていても問題ありませんので、天気に左右されず行われることが多いです。
工事についての質問はこちらの「よくあるご質問」でもお答えしております。
【洗浄時間が短いのは要注意!】
ここまで高圧洗浄について解説してきました。
高圧洗浄の有無で塗装の品質が変わるということを知っていただけましたか?
建物はこれまでの汚れが蓄積しています。
この状態で塗装をしても密着してくれず、短い期間で剥がれてしまいます。
塗装を長持ちさせるには、しっかり建物に付着する汚れを除去する必要があります。
高圧洗浄は塗装の密着性にとても関係してくる工程です。
もし、塗装工程に高圧洗浄が含まれていなかったり、洗浄時間が1〜2時間くらいですぐに終わる場合は、塗装の品質が低い可能性があるため、このような工事をする業者に依頼しないことです。
塗装工事は業者選びがとても大切ですから、どんな工事をするのかしっかり説明をもらいましょう。
塗装工程の一つである高圧洗浄も塗装の品質にとても関わってきますから、今回解説させていただきましたポイントを押さえて信頼できる業者に工事をしてもらいましょう。
当社はお客様に後悔させない塗装工事をするために、日々勉強と技術向上に努めています。
建物のメンテナンスのことでお困りのことがございましたらお力になれると思いますので、気になることやご不明なことがございましたらお気軽にご相談ください。
無料診断も実施しておりますのでお家のメンテナンスの際はぜひご利用ください。
“mu”
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