雨どいは屋根から流れてくる雨を軒どいが集め、集水器を通って縦どいで下に排水する重要な設備です。
もしかすると雨どいを気にすることは普段ないかもしれません。
しかし、気にならないからといってそのまま放っておいてしまうのはいけません。
なぜなら雨どいの不具合が建物の耐久性に大きな影響を与えてしまう恐れがあるからです。
それではどんな時に雨どいの交換または修理が必要になるでしょうか？
本日は雨どいの交換や修理が大切な理由と工事が必要なケースについてお伝えします。
【雨どいの交換や修理が大切な理由】
もし、雨どいが壊れてしまったらどうなるでしょうか？
はじめから雨どいはありますので、もし雨どいがなかったらどうなるのか想像しにくいかもしれません。
ですが、雨どいがないと、本当に大変なことになってしまうのです。
建物に雨樋がないと屋根から滝のように水が落ちてきて騒音を起こし、さらに建物の劣化を早めてしまいます。
もちろん雨どいすべてが取り払われているなんてことはありませんが、軒どいから水が溢れたり、破損によって大きな隙間ができたりすると、先程言ったように滝のように水が激しく落下してきます。
建物は風雨などにさらされて経年劣化してきますが、雨どいも同じように劣化するため、状態に応じて交換や修理が必要になります。
雨どいの不具合が建物の機能性や耐久性の低下に繋がってしまうため、メンテナンスのタイミングを逃さないようにしましょう。
【雨どいの交換や修理が必要になるケース】
雨どいの交換や修理が必要になるケースは、大きく２つに分けられます。
1つ目は「雨どいの中にゴミが溜まってしまうこと」。
2つ目は「経年劣化で不具合を起こしてしまうこと」。
それでは、この2つの理由についてもう少し具体的にご説明していきますね！
【雨どいはゴミが溜まりやすい？ゴミが溜まるとどうなる？】
軒どいや集水器はお椀形状になっていますので、落ち葉や砂埃が中に入ってしまいます。
年数の経過でゴミが溜まってしまい、それがいろいろと不具合を起こします。
まず起きやすいのが、ゴミが溜まることで、水を堰き止めてしまうことです。
雨どいの中に溜まったゴミが水を堰き止めてしまうと、雨どいから水が溢れてきてしまうため、外壁や基礎を汚して劣化を早める原因をつくってしまうでしょう。
次が軒どいの勾配を狂ってしまうことです。
勾配とは傾斜のことですが、溜まったゴミが原因して勾配が狂ってしまう恐れがあります。
勾配が狂うと水が流れにくくなってしまうため、ゴミが溜まるのと同様に雨どいから水が溢れてきてしまいます。
ゴミが入ってしまうのはしょうがないことですが、そのままにしてしまうといずれ不具合を起こしてしまいます。
不具合を起こさないように定期的に雨どいの清掃を行って対策しましょう。
【経年劣化で発生してしまう不具合】
現在の戸建住宅に普及しているのは塩ビ製の雨どいです。
塩ビとは塩化ビニールのことで、柔軟性に優れ、強度も高いです。
ですが、永続的なものではありませんので、年数の経過で劣化してきます。
塩ビの雨どいが劣化すると、柔軟性は失われて硬質化してきます。
そうなると雨どいは割れやすくなります。
また、雨どいは継ぎ手を間に挟んで接合していきます。
この接合部のところで隙間が生じやすいです。
隙間ができれば、当然ですが、そこから水が漏れてきます。
軒どいを吊っている固定金具は鼻隠しを下地にして取り付けられています。
この固定金具も年数の経過で劣化し、勾配を狂わせてしまう原因に。
水に触れやすくなりますので、木製の鼻隠しだと腐食させてしまう恐れもあるでしょう。
雨樋の部材についてはこちらの「雨樋工事に役立つ！雨樋の部材名や役割を解説！」をご覧ください。
雨どいに限らず建物は年数の経過とともに劣化していきます。
大切なことは、劣化をそのまま放置せず、状態に応じて適切なメンテナンスをすることです。
放置する期間が長いほど被害を大きくしてしまいます。
被害を最小限に抑えるためにも適切なタイミングで交換または修理を行ってください。
雨どいが壊れてしまう原因と対策についてはこちらの「【雨樋が壊れてしまう原因と対策方法】災害は火災保険で修理」をご覧ください。
【雨どい工事をする時は高所作業を伴う工事もご一緒に！】
いかがでしたか？
雨どいも建物には欠かせない設備ですから、状態に応じて適切なメンテナンスが必要です。
これから雨どいのメンテナンスをお考えの方は、ぜひ今からお伝えすることも踏まえて工事をご計画ください。
雨どい工事は高所作業で足場が必要なため、工事を行う際は他の高所作業を伴う工事もご一緒にご検討ください。
同じタイミグで工事をすれば足場代を節約できてお得になりますよ！
東京外壁塗装専門店は無料で建物診断を実施しておりますので、お住まいのメンテナンスを考えている方は、ぜひご相談ください。
無料診断はこちらの「現地見積について」をご覧ください。
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