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防水の劣化症状を放っておくとどうなる?

 2024年3月31日

防水の劣化症状を放っておくとどうなる?

防水というとなんとなく専門的なイメージがあってとっつきにくいと感じるかもしれません。

ですが、防水は住宅でもとても密接に関わる大事な工事です。

例で挙げるとベランダ、バルコニー、パラペット、屋上などは水が内部に入ってこないように防水がされています。

今のところ永続的に持続する防水はありません。

ある程度の年数が経てば防水は摩耗して性能が低下してきますので、雨漏りを起こしてしまわないように適切な時期にメンテナンスを行う必要があります。

本日は、防水を放っておいてしまうとどうなるのか見逃してはいけない防水の劣化症状についてお伝えいたします。

【防水の役割とは?】

防水の劣化症状を放っておくとどうなる?

防水の役割は、読んで字の如く水の侵入を防ぐことです。

防水にはウレタン防水やFRP防水、シート防水、アスファルト防水など工法に種類があり、施工状況に沿った工法を採用します。

防水がされているところは、基本的に雨に濡れるところに行われ、具体的にはベランダやバルコニー、屋上、パラペットなどに施工されています。

また、窓まわりや外壁目地に打設されているコーキングも防水工事の一つです。

【防水の劣化を放っておくとどうなる?】

防水の劣化症状を放っておくとどうなる?

建物内部には柱や梁、土台など大事な構造体があります。

水が内部に流れてきてしまうと建物を構成する構造体を濡らして状態を悪くさせてしまいます。

雨漏りの被害は、木造がとくに被害が大きいと思われるかもしれませんが、RC造(鉄筋コンクリート造)やS造(鉄骨造)などの他の建物構造も当然ながら大きな被害を受けます

RC造の場合は、外壁の崩落、鉄筋の錆、爆裂など、S造は鉄骨の錆などの被害を受ける可能性があります。

このように防水の劣化によって引き起こされる最も注意しなければならないのが「雨漏り」です。

雨漏りは建物に大きな被害を与えて寿命をグッと縮めてしまう可能性があるため、適切な時期に点検とメンテナンスを実施するなど雨漏りを防ぐ対策を日頃から行なっていることがとても大切です。

【見逃してはいけない防水の劣化症状】

防水の劣化症状を放っておくとどうなる?

雨漏りは建物に大きなダメージを与えるだけでなく、修理費の負担も大きくのしかかる可能性があります。

雨漏りさせないことが大事ですから、メンテナンスが必要な症状を見逃さずに適切な時期にメンテナンスを行いましょう。

これからご紹介する劣化症状は、メンテナンスを考えていただくサインとなります。

防水がされているところは、普段気がつきにくい場所ですから、そのまま放置されてしまわないようにご注意ください。

【色褪せやチョーキング】

ウレタン防水やFRP防水は、防水層を保護するトップコートが塗られています。

色褪せやチョーキングが発生しているとトップコートが摩耗しているサインとなりますので、トップコートの塗り替えをお考えいただく時期です。

トップコートは5年サイクルの塗り替えが目安となっております。

【塗膜のひび割れや膨れ】

前述したウレタン防水とFRP防水は塗膜防水という防水工法に分類されます。

塗膜防水は塗料で防水層をつくる工法という意味でして、塗膜に劣化症状が現れれば新しく防水をやり直す時期となります。

どちらの防水工法も耐用年数が10年程度とされており、塗膜のひび割れや膨れなどの劣化症状が出ていれば新しく防水をやり直す必要があるタイミングです。

【防水層や下地の露出】

防水工法は、ウレタン防水やFRP防水の他にシート防水やアスファルト防水があります。

防水層や下地の露出はどの工法も共通してメンテナンスを考えていただく劣化症状です。

下地が露出している状態は、早急な対応が求められ、水が内部に染み込みやすくなっています。

長期間放っておくと雨漏りを引き起こす恐れがあり、その他にも外壁や床の腐食、RC造なら爆裂、S造なら鉄骨の錆など雨漏りが起きていなかったとしても深刻な症状が発生している可能性がありますのでご注意ください。

【シート防水の反りや剥がれ】

シート防水とは塩化ビニールシート(塩ビシート)や合成ゴムでできたシートを敷いて防水層をつくる工法です。

年数が経過すると防水シートの継ぎ目あたりが反ってきたり、剥がれてきたりして下地を露出させます。

上述の通り、下地が露出すると内部に水が染み込んできてしまうため、被害が出る前に早めの対応が必要です。

また、防水シートを固定する固定ディスクのビスが緩んでシートがバタつく症状もあります。

【コーキングの劣化】

入隅や防水シートの継ぎ目、クラック補修部、取り合い部など隙間が生じるところにはコーキングが打たれています。

コーキングの劣化も雨漏りの原因となりやすいのでご注意ください。

ベランダや屋上の他にも外壁目地や窓などの開口部にもコーキングが使われています。

こちらも定期的にメンテナンスが必要ですから、適切な時期にメンテナンスを行いください。

コーキング工事についてはこちらの「コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!」をご覧ください。

【防水工事なら東京外壁塗装専門店にお任せください!】

防水の劣化症状を放っておくとどうなる?

ここまで防水工事についてお伝えしてきました。

建物のメンテナンスというと外壁や屋根の塗装などのイメージが強く、防水工事までは思いつかないのではないでしょうか?

実際に業者に言われてはじめて防水工事が必要なことを知ったというお声も聞きます。

防水は建物を長くご使用いただくために必要なメンテナンス工事でして、傷んだまま放っておくと最悪は雨漏りを引き起こしてしまいます。

雨漏りは建物への被害が大きく、修理費も高額になる傾向ですから、雨漏りさせないためにもしっかりと対策をとっていることが大事です。

 

防水工事についてはこちらの「ベランダ防水の劣化は雨漏りの危険性が!メンテナンスの必要性を解説!」もご参考にしてください。

 

防水のメンテナンスは5〜10年を目安に、まずは業者に点検してもらうことをおすすめします。

東京外壁塗装専門店は無料で建物診断を行なっておりますので、防水の状態が気になっている方はお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「現地見積について」をご覧ください。

 

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