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油性塗料と水性塗料はどちらを選べばいい?メリット・デメリットと選び方

 2024年8月31日

油性塗料と水性塗料はどちらを選べばいい?メリット・デメリットと選び方

外壁塗装で気になるのは「どんな塗料を選ぶか」ではないでしょうか?

塗料にはアクリル樹脂塗料、ウレタン樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料などいろいろな種類があり、それぞれ耐久性や価格が違います。

塗料を選ぶときは、各塗料の特徴をぜひ押さえておいていただきたいのですが、もう一つ塗料について知っておいていただきたいポイントがあります。

 

それが「油性塗料」「水性塗料」の違いです。

 

以前までは油性塗料が一般的でしたが、現在では技術の向上により水性塗料もだんだん普及してきています。

塗料について調べたときに「同じ塗料なのに油性と水性がある」ときっと疑問を抱くかもしれません。

そこで本日は、外壁塗装で使用する「油性塗料」と「水性塗料」の違いやメリット・デメリットについて解説いたします。

外壁塗料の主な成分と水性塗料・油性塗料の違い

外壁塗装で使用する塗料を樹脂塗料といいます。

樹脂塗料の主な成分はこちらの4つです。

 

【外壁塗料の主な成分】

・樹脂

・顔料

・添加剤

・希釈剤

 

塗料というと液体をイメージしますが、主成分に樹脂とあるように使用前は粘度が高すぎて塗料として扱えません。

そこで塗料を液体状にするのが希釈剤です。

油性塗料と水性塗料は希釈剤に違いがある

塗料として扱えるように混ぜ合わせるのが「希釈剤」です。

油性塗料と水性塗料はこの希釈するものに違いがあります。

 

油性塗料:有機溶剤(シンナー)で希釈する

水性塗料:水で希釈する

 

油性塗料と水性塗料の違いは上記のとおりです。

希釈するものは違いますが、どちらも塗料を液体状にするという目的は一緒です。

ですが、油性塗料と水性塗料では塗料としての効果や性質など特徴が明確に違います。

性能の比較も考慮する必要はありますが、それ以外にも施工環境やお施主様のご希望なども踏まえて適切な塗料を選ぶことが大切です。

油性塗料のメリット・デメリット

油性塗料と水性塗料はどちらを選べばいい?メリット・デメリットと選び方

油性塗料は「弱溶剤」と「強溶剤」に分かれており、一般的に人体や環境に配慮が必要な住宅では弱溶剤系塗料を使用します。

メリット

デメリット

・耐久性が高い

・光沢保持率に優れている

・汚れがつきにくい

・乾燥が早い

・溶剤の刺激臭がある

・引火性なため適切な管理は必須

なんといっても油性塗料の懸念点は、溶剤の刺激臭でしょう。

シンナーなどの揮発性有機化合物をVOCと呼びますが、これは人体や環境にも影響があります。

塗料の臭いが原因してご近所トラブルに発展することもありますので、まわりに気を使わなければいけない環境である場合は、敬遠されることもあります。

 

ただし、水性塗料よりも耐久性に優れていること、乾燥が早いことなど性能や施工性を優先できる場合は適した塗料と言えます。

光沢保持率も高いですから、艶のある仕上がりをご希望している方は、美しさを長期的に維持できることが期待できます。

水性塗料のメリット・デメリット

油性塗料と水性塗料はどちらを選べばいい?メリット・デメリットと選び方

メリット

デメリット

・臭いが少ない

・近隣への影響が少ない

・環境にやさしい

・引火のリスクが低く安全性が高い

・油性よりも耐久性が低い

・乾燥時間が天気に影響されやすい

 

水性塗料がよく選ばれる点は、油性塗料のような刺激臭がないことです。

臭いさえ我慢すればいい、と思われるかもしれませんが、塗料の臭いはご近所の方にも関わりますので、臭いが少ないに越したことはありません。

また、1液型が多いので、扱いやすい特徴もあります。

懸念するところは、油性よりも耐久性が低い傾向にあること、乾燥時間が天候で左右されることです。

ただし、耐久性については、技術向上により油性塗料にも劣らなくなってきているので、そこまで気にする必要はないかもしれません。

乾燥時間ではどうしても天候に左右されますが、適切な施工を行なっていれば品質を落とすことはありませんのでご安心ください。

油性塗料と水性塗料で迷ったときにどう選べばいいか

油性塗料と水性塗料はどちらを選べばいい?メリット・デメリットと選び方

ここまで油性塗料と水性塗料の違いやメリット・デメリットについてお伝えしてきました。

結局のところ、油性塗料と水性塗料のどちらを選べばいいのか、ということですが、塗料の刺激臭を気にされている方は、水性塗料がおすすめです。

お施主様に問題なくてもご近所の方の中には塗料の臭いを気にされる方もいらっしゃるかもしれません。

このような事情を抱えている方は、水性塗料を選んでおくのが無難だと思います。

今では技術が向上したため、油性塗料でも水性塗料でもそこまで性能に差があるわけではありません

塗料を選ぶポイントは「予算を決める」「耐用年数を決める」「欲しい機能を決める」の3つですので、ご希望に適う塗料を見つけ出しましょう。

東京外壁塗装専門店はお客様からご相談をいただいた後に現地調査を実施し、その結果をもとにぴったりな塗料をご提案しております。

建物診断は無料で実施しておりますので、これから外壁塗装をお考えの方はお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「現地見積について」をご覧ください。

 

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