塗装と聞くと外壁や屋根のイメージが強いかもしれませんが、塗装は室内でも行います。
屋外と比べて室内は風雨にさらされることなく、痛みも出にくいですが、それでも年数が経てば汚れてきますし、傷もついてきます。
塗装が古くなってきたなと感じるのは内装クロスを貼り替えた時が感じやすいかもしれません。
クロスがきれいになっても塗装されているところが汚れていたり、傷ついていたりしたら見栄えも中途半端になってしまいますよね。
屋根や外壁などの屋外の塗装も必要ですが、室内も定期的に塗り替えすることをおすすめします。
今回は室内塗装のメリット、デメリットや塗装をする際のポイントをお伝えしていきたいと思います!
【室内塗装のメリット・デメリット】
「外じゃないんだから室内の塗装をするメリットはあるの?」
と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
屋外塗装のように風雨から建物を守るという意味では室内塗装はそこまで関係がないかもしれません。
しかし、室内塗装をするメリットがないかというとそうではありません。
以下に室内塗装をするメリットを、その反面デメリットについても解説していきますので、ぜひご参考にしてください!
【室内塗装のメリット】
室内塗装はなんといっても手軽に内装を彩れること。
以下に室内塗装のメリットをまとめましたのでご覧ください。
・手軽に内装を彩ることができる
・塗り替えが簡単
・自分好みにおしゃれな空間を作ることができる
・愛着がわく
・補修がしやすい
・クロスの貼り替えよりも廃材がでない
クロスは決まった柄を選ぶことになりますので、塗装と比べるとデザインに制限があります。(クロスも数えられないくらい種類がありますので、デザインに困ることはそうないかと思います)
塗装だと素材に塗っていくため、傷なども見方によっては味のある雰囲気になります。
趣を感じさせてくれますので、愛着がわくのも室内塗装の良さです。
また、クロスの貼り替え時は廃材がでますが、室内塗装ならそこまで廃材がでることはありません。
【室内塗装のデメリット】
室内塗装のメリットだけでなく、デメリットもちゃんと押さえておくことが大切です。
室内塗装のデメリットは以下のことがあります。
・臭いが気になる
・場所によっては汚れが目立つ
・使用する塗料を間違えてしまうと長持ちしない
・費用がかかる
室内塗装で注意が必要なのが臭いです。
塗料には独特な臭いがありますので、室内だと充満してしまうことも。
人によっては気分を悪くしてしまう方もいらっしゃいます。
後述しますが塗料の臭いについては対策が可能です。
室内塗装の場合は材料選定を間違えないことが大切です。
お風呂など多湿になるところに弾性塗料を使ってしまうと塗膜が膨れてしまい長持ちしませんので、透湿性のある塗料を使う必要があります。
このように場所に応じて適切な性能を持つ塗料を選ばないと不具合を起こしてしまいますので注意しましょう。
また、キッチンは油汚れがあるため、あまり塗装は向いておりません。
キッチンの壁や天井を塗装するのはおすすめできませんが、最近では無垢板を使ったキッチンの扉を塗装することもあり、インテリアとしてデザイン性の高いキッチンに仕上げることができます。
【塗りつぶしとオイル塗装】
塗装方法は「塗りつぶし」と「オイル塗装」があります。
各塗装方法で使用する塗料は違い、塗りつぶしは樹脂系塗料、オイル塗装はオイル塗料が使われます。
塗りつぶし塗装は下地に塗膜が密着する仕組みで、外壁や屋根など屋外塗装と同じ仕上がりになります。
一般的に塗装といわれたら樹脂系塗料で仕上げられているものをイメージされるのではないでしょうか。
オイル塗装は、オイル塗料を素材に染み込ませて着色する仕組みです。
特徴的なのが素材の模様を活かして塗装できることです。
柄をつぶさずに塗装ができますので、木材の塗装によくオイル塗料は使われます。
屋外用のオイル塗料もあり、ちゃんと撥水してくれますので、ウッドデッキや造作のフェンスなどにも使われます。
もっと塗料について知りたいという方はこちらの「外壁塗装、屋根塗装の塗料の選び方」もご参考にしてください。
【内装クロスも塗装ができる?】
貼られているクロスの種類によっては塗装も可能です。
住宅に使われているクロスのほとんどはビニールクロスですから、撥水性や防汚性など特殊な機能が備わっていなければクロスの塗装もご検討ください。
クロスを見ただけでは塗装ができるか判断が難しいかと思いますので、クロスの塗装をお考えの方は塗装業者に塗装が可能か見てもらうことをおすすめします。
当社は無料で建物診断を行なっておりますので、メンテナンスの際はぜひお声がけください。
無料診断についてはこちらの「現地見積について」をご覧ください。
【室内塗装をするなら臭いの少ない水性塗料がおすすめ!】
先ほどお伝えしたように塗料の臭いが充満してしまうことには注意が必要です。
塗料には溶剤と水性があります。
違いは希釈するものの種類で、溶剤はシンナー、水性は水で希釈します。
見てのとおりシンナーで希釈する溶剤系塗料は刺激臭を発しますので、室内塗装をする際は換気が必要です。
シンナーの刺激臭で気分を悪くしてしまう方もいらっしゃいますので、臭い対策として水性塗料を使うことをおすすめします。
水性塗料なら水で希釈しますので、シンナーの刺激臭がなく、身体にも安全です。
最近では植物油を使った身体に優しい塗料もあります。
【室内ならDIYも可能?仕上がり重視なら業者にまかせよう】
室内塗装は屋外とは違いDIYでもおすすめできます。
ただし、手軽とは言いましたが用意するものや守らなければいけない手順など、DIYに慣れていない方にとっては手間がかかります。
塗装をする範囲が広ければ1日で終わらないこともあります。
手間をかけたくない場合や仕上がりを重視する方はDIYよりも業者に塗装してもらうことをおすすめします。
当社も工事を承っておりますので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
“mu”
江戸川区、葛飾区、江東区で、塗装工事、屋根工事のことなら、東京外壁塗装専門店へお気軽にご相談ください。