外壁塗装と一緒におすすめしたいのが屋根の塗装です。
「え?屋根も塗装をした方がいいの?」
と思われるかもしれませんが、屋根は風雨にさらされて痛みやすいところです。
屋根から雨漏りすることも多いですから、状態を維持するためにもしっかりメンテナンスをしておきましょう!
今回は屋根塗装の流れと工事期間などを解説していきたいと思います!
【屋根塗装の流れと工事期間】
屋根は高い場所にありますので、どんな感じに作業が行われるか見ることができません。
そのままそのまま業車まかせにしてしまうのは良くありませんので、工事をされる方は工程の流れや期間などを知っておきましょう!
それでは屋根塗装の工程と工事期間をお伝えしていきます!
【屋根塗装の工程】
屋根の塗装は以下の工程ですすんでいきます。
【屋根塗装の工程】
1:足場組み立て設置
2:高圧洗浄
3:下地処理、補修、コーキング処理
4:養生
5:下塗り
6:縁切り(タスペーサー設置)
7:中塗り
8:上塗り
9:仕上がり確認
10:足場撤去
11:清掃〜お引き渡し
屋根塗装はかならず足場を設置します。
足場を設置する理由は、安全に作業ができる施工環境と工事品質を確保するためです。
足場なしで工事ができないかご質問をいただくことがありますが、屋根塗装は足場がないとできません。
足場は15〜25万円ほどとコストがかかりますので、屋根と同じように足場が必要な外壁塗装もこのタイミングで行っておくことをおすすめします。
足場とコストについてはこちらの「屋根工事と外壁工事はセットがお得!」をご覧ください。
【屋根塗装の工事期間】
屋根塗装の工事期間は約10日〜2週間ほどです。
塗装は下地処理や塗装の乾燥期間などがありますので、ある程度の日数はかならず必要です。
塗装をする面積によりますが、一週間以内に終わることはほとんどありません。
工事開始からお引き渡しまでの期間は工程表で確認することができます。
工程表は工事前にもらうのが一般的ですので、作業内容や工事期間を確認しておきましょう。
あまりに早く工事が終わる計画の場合は要注意です!
お問い合わせからお引き渡しまでの流れはこちらの「塗装工事の流れ」もご参考にしてください。
【縁切りとは?】
屋根塗装は外壁塗装にはない「縁切り」という作業があります。
縁切りは塗装で屋根が痛んでしまわないようにするための大切な工程です。(屋根材の種類や状態によって縁切りしなくてもいいケースもあります)
屋根材は下から一枚ずつ重ねて葺いていますが、重なっているところはただ重なっているだけで隙間があいています。
この隙間が屋根材の下に入った水を流し、通気が取れるようになっています。
縁切りをしないと塗装で隙間が塞がり密閉するため、水が溜まるばかりか通気も取れなくなり湿気がこもってしまいます。
この状態が長く続くと下地やルーフィングの劣化を早め、じきに雨漏りしてしまいます。
雨漏りは建物の寿命を縮める原因になりますので、屋根塗装を行うときは縁切りがとても大事になります。
雨漏りについてはこちらの「雨漏りを放置すると危険!」をご覧ください。
【屋根塗装は下地処理と下塗りが大事!】
建物に使う塗料は下地に密着していることで長く持続することができます。
塗料は樹脂と顔料、添加剤、硬化剤を配合する構成でできており、希釈材が揮発することで樹脂が硬化して塗膜を作ります。
この塗膜が風雨から建物を保護しているのですが、下地に密着していなければどんなにグレードの高い塗料でもすぐに剥がれてしまいます。
ペリペリと塗装が剥がれてしまっているのを見たことはないでしょうか?
この状態は下地に塗料が密着していない証拠です。
それではどうすれば長く塗装が密着してくれるのか……
その答えは下地処理と下塗りが担っています。
とくに屋根は太陽の紫外線や風雨にさらされる環境ですから、より塗装の密着性が求められるため、いっそう下地処理と下塗りをすることが大切です。
上塗り剤によって下塗り剤は異なりますが、下塗りにはシーラーを塗るのが一般的です。
シーラーは塗装の密着性を高める性能があり、下地と上塗り剤を繋ぎ止めるクサビの役割があります。
通常下塗りは1回の塗装で十分ですが、痛んでいる屋根の場合は塗料の吸い込みが激しく1回だけでは足りないことがあります。
下塗りも必要な塗膜厚あり、規定の厚みを満たさないと性能が落ちてしまいますから、1回の塗装では足りない場合は2回、3回と塗り重ねることが大切です。
下地処理と下塗りが正しく行われていないと屋根の塗装は長持ちしませんから、これから屋根塗装をされる方はこのことを押さえておいてください。
塗装の必要性についてはこちらの「外壁塗装・屋根塗装の必要性」をご覧ください。
【施工写真を撮ってもらい自分でも確認しましょう!】
ここまで屋根塗装の流れや大切な工程、工事期間についてお伝えしてきました。
これから屋根塗装をされる方は屋根の写真を撮ってもらうことをおすすめします。
写真は工事のときだけでなく点検のときも写真に残してもらいましょう。
屋根は下からでは状態を確認することはできず、目視できるのはせいぜい2階の窓から見える下屋根くらいです。
注意しておきたいのが、屋根工事はトラブルが多いということです。
不具合がないのに嘘を言って工事を提案してくる悪徳業者もいますから、自分でも屋根がどうなっているか確認ができるように写真を撮ってもらいましょう。
屋根工事をされる際は、点検時に損傷や劣化がわかる写真と工事の進捗や仕上がり具合がわかる施工写真を撮ってもらうことを忘れないようにしてください。
工事のご質問やご不明な点などがありましたらご相談にのります。
無料診断も実施しておりますので、お家のメンテナンスの際はぜひお声がけください。
無料診断についてはこちらの「現地見積について」をご覧ください。
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