外壁工事はこちらの3つがあります。
①外壁塗装 ②張り替え ③外壁カバー工法
外壁をメンテナンスするときに、最初に塗装を行うのが一般的です。
しかし、張り替えも気になっているという方もいらっしゃるかと思います。
こちらでは、サイディング張り替え工事と外壁塗装はどちらがお得か解説していきたいと思います。
回答① 費用面だけなら外壁塗装のほうがお得
左の表は25坪 2階建ての一般的な住宅で外壁塗装、外壁張り替え、外壁カバー工法を行った場合の費用です。
外壁材や塗料にもグレードがあり、施工状況によって費用が変わってきますが、塗装と比較すると外壁張り替えは倍以上のコストがかかり、カバー工法だとほぼ2倍のコストがかかります。
10年単位で見ても塗装のほうがお安く済みますが、その差は小さくなります。ただし、張り替えやカバー工法も10年に一度くらいはメンテナンスが必要ですので、費用面だけで見れば外壁塗装のほうがおすすめです。
回答② 築年数で最適な工事が変わる
工事は金額だけで判断できるものではありません。お住まいの築年数によっても最適な工事が変わってきます。
大まかな表現ですが、
・塗装は外壁表面を改善するメンテナンス
・張り替えは外壁内部から改善するメンテナンス
・カバー工法は既存外壁を残すが、総合的な改善になるメンテナンス
です。
築10〜20年程度ならよほど劣化が進行していないかぎり、内部まで手を加える必要はありません。塗装だけで十分なため、費用もお安く済ませることができます。
ただし、築30年を超えてくれば、今度は外壁内部の劣化も考えなければいけませんので、塗装よりも張り替えやカバー工法が視野に入ってきます。
このように外壁の劣化状態によっても最適な工事が変わってきます。一つの目安となるのが築年数です。
20〜30年あたりからは金額だけで判断するのではなく、劣化の進行具合も見て、どの工事を行うか総合的に判断しましょう。
回答③ おすすめは外壁張り替え。カバー工法はデメリットも理解することが大事
外壁を新しくするときによく比較されるのが「張り替え」と「カバー工法」です。カバー工法とは既存外壁を残し、その上に防水紙や外壁材を張る工法のことです。ちょうど既存外壁に新しい外壁を被せることからカバー工法と呼ばれています。
張り替えとカバー工法を比較したものをまとめました。結論から申しますと、当店では張り替えをおすすめしております。
なぜ張り替えをおすすめするかというと、外壁の内部を確認できるからです。築30年ほど経過していると基礎や下地なども見ておいたほうが安心だからです。張り替えなら元々の外壁材を剥がすため、建物への負担が少なく、耐震性においてもカバー工法より優れています。
カバー工法は解体が最小限なため、工事費を抑えて外壁を新しくできます。コストを重視するならカバー工法のほうがおすすめですが、採用するにあたり気をつけなければいけない点もあります。
外壁が二重になる構造なため、元々の外壁のところで雨漏りなどの不具合があると修理が大変になります。状況によっては、せっかく新しくした外壁を剥がすことになりますので、カバー工法のデメリットのこともよく理解してご検討ください。金額だけでカバー工法を安易に選んでしまうので注意が必要です。
まとめ 信頼できる業者に相談しましょう!
結局のところどの工事を選んだらいいかというと、当店では次のようにおすすめしております。
・築20年までは外壁塗装
・築20年目以降は外壁塗装もしくは状態に応じて張り替えやカバー工法
なるべく工事費を抑えて外壁を新しくしたいと考えている方は、カバー工法がおすすめですが、それでも外壁の状態をよく調査してからご採用ください。金額だけでカバー工法を選んでしまうのは注意が必要です。
もし、お引越しや建て替えをご予定していて、そこまで長持ちさせる必要がないという方は、外壁塗装やカバー工法がおすすめです。
当社ではお客様からお問い合わせをいただいた後に現地調査を実施しております。また、建物の状態だけでなく、お客様の今後のライフプランのことも踏まえてこれからのメンテナンスをご提案させていただいております。
資格や知識、施工実績などがない業者だと、その場かぎりの提案しかしない場合もありますので、業者選びは慎重に行いください。
当社は建物診断や見積もりを無料で実施しております。お住まいのことでなにかお困りのことがありましたら最善を尽くさせていただきますので、お気軽にご相談ください。
建物診断はこちらの「現地見積について」をご覧ください。
サイディングのメンテナンス方法についてはこちらの「サイディング外壁のメンテナンス方法は?」もぜひご参考にしてください。
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江戸川区、葛飾区、江東区で、塗装工事、屋根工事のことなら、東京外壁塗装専門店へお気軽にご相談ください。