ガルバリウム鋼板とは「アルミ＋亜鉛＋シリコン」のメッキ層を持つ鋼板のことです。
「ガルバリウム」や「ガルバ」「GL鋼板」などと様々な呼び名があります。
ガルバリウム鋼板は従来のトタン（亜鉛メッキ鋼板）と比べてサビにくく、メンテナンス性、施工性に優れる特徴があります。

ただし、現在ではまだ永続的な建材がないということも事実。ガルバリウム鋼板も同様にメンテナンスフリーではありません。しかし、巷では「メンテナンスをしなくてもいい」といった大げさな部分が喧伝されているように感じます。たしかに耐久性が高く、基本的に塗装する必要はありませんが、メンテナンスが不要というわけではありません。

ガルバリウム鋼板も状態に応じてメンテナンスが必要であり、放っておくと被害を広げてしまいます。こちらではガルバリウム鋼板の正しい知識についてお伝えしたいと思います。

ガルバリウム鋼板は完璧な建材というわけではありません。
当然ですが、メリット・デメリットがあります。

まず、デメリットで挙げられるのが施工費用やメンテナンスコストが高い傾向にあるということです。
ガルバリウム鋼板もメンテナンスが必要です。
「ガルバリウムはメンテナンスフリーです」という工務店もいますが、それは完全に間違いです。
むしろ塗装が必要になった場合は、通常の塗装方法ではできないため、施工費が相場よりも高くなります。

また、専門的な知識と技術、施工実績が求められますので、ガルバリウム鋼板の塗装に対応する業者を探す必要があります。
つまり、より慎重に業者を見極めることが大事ということです！

次に挙げられるデメリットは、凹みなど衝撃に弱いということです。
耐久性は高いですが、衝撃で凹みや擦り傷、打痕などがつきます。
メッキ層が傷つき、鋼板（基材）が露出すると錆が発生しやすくなります。
放置すればそこから錆を広げますので、もし傷を確認したら早めに専門業者に相談して対応してもらいましょう。

 

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