トピックス

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

 2023年1月31日

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

シャッターや門扉、面格子、雨樋の金具など建物にはいろいろな鉄製の部材が取り付けられています。これらも外壁塗装では一緒に塗装します。

 

鉄部は付帯部という箇所に含まれます。鉄部以外だと雨樋や破風板、軒天井などの部材がそうですね。付帯部は建物によって設けられている部材が違いますので、塗装をするときはどこを塗装するのか自分でも把握しておくことが大切です。

 

本日はその付帯部に含まれる鉄部の塗装についてお伝えします!

 

【鉄部とは?】

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

鉄部とは冒頭でもお伝えしたようにシャッターや門扉、面格子などの鉄製の部材を指します。住宅に使用されている鉄はスチールやトタン、アルミ、ガルバリウム鋼板などいろいろな種類があります。

 

主に塗装が必要になるのは酸化しやすいスチールやトタンです。

 

錆が発生しないようにメッキや塗装を施して保護されていますが、経年劣化すると保護層が摩耗し、空気や水に触れて錆びてしまいます。

 

鉄の表面に赤くざらざらしたものがでているのを見たことはありませんか?これは赤錆といって、錆というとこの赤錆をイメージされるかと思います。

 

赤錆が出ると強度をなくし、鉄自体を朽ちさせてしまいます。錆には良性と悪性がありますが、赤錆は鉄を脆くさせてしまうため悪性の錆とされています。

 

酸化しやすい鉄は、定期的に塗装しないと使用できなくなってしまいますので、長期的に維持するためには錆びる前に塗装する必要があります。

 

【塗り替え周期と塗り替えの目安となる劣化症状】

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

鉄部を維持するためには、定期的に塗装が必要です。

 

ここで気になるのが塗装するタイミング。

 

鉄部は酸化する前に塗装することが大切ですから、塗り替え周期は他の部材よりも短めです。被服しているメッキ層や塗装の種類によって耐用年数は異なりますが、10年前後が塗り替えの目安となっっています。

 

【塗料の種類】 【耐用年数】
アクリル塗料 5〜7年
ウレタン塗料 7〜10年
シリコン塗料 10〜15年
フッ素塗料 15年〜
ラジカル制御式塗料 13〜16年
無機系塗料 15〜25年

 

上記の通り、塗料は配合されている樹脂の違いがあります。この樹脂の違いで耐用年数が異なり、耐久性の高いものほど長く保ってくれます。

 

塗料についてはこちらから

 

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

塗料の耐用年数と一緒に塗り替えの目安としていただきたいのが劣化症状です。塗料は熱、紫外線、水の3つによって劣化してきます。塗装が古くなると以下の劣化症状が現れてきます。

 

・チョーキング

・色あせ

・塗膜の剥がれや浮き、膨れ

・汚れの付着

・コケやカビの発生

・サビ

など

 

耐用年数と一緒に上記の劣化症状が現れていないか確認して塗り替えのタイミングを判断します。

 

なるべく鉄は錆びる前に塗装することが大切なので、耐用年数の超過やチョーキング、色あせ、汚れの目立ちなどが見られるときは一度塗装が必要か塗装業者にお見せください。

 

東京外壁塗装専門店は無料で建物診断を行っております。塗装工事をお考えの方は、ぜひ当社の無料診断をご利用ください。

 

無料診断についてはこちら「現地見積について」をご覧ください。

 

【鉄部に含まれる部材】

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

建物にはいろいろな鉄部材があり、設けられているものは建物によって違います。塗装工事をするときは、設けられている部材を確認し、見積もりに書いてある鉄部の箇所に抜けがないかよくチェックしましょう。

 

【鉄部に含まれる部材】

・門扉

・雨戸

・シャッター

・面格子

・雨樋金具

・ポスト

・フェンス

・屋根板金

・ベランダ笠木

・鉄骨階段

・ベランダの骨組み(鉄骨製のもの)

など

 

上記の部材の他にトタンの外壁や屋根も塗装が必要です。錆が深刻だと塗装では対応できず、張り替えが必要になるため、劣化が進む前に塗装をしてください。

 

劣化症状についてはこちらの「外壁塗装は必要?建物の劣化症状を解説します!」をご覧ください。

 

【鉄部を塗装しないとどうなる?】

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

なぜ鉄部の塗装が必要かというと、以下の理由があるからです。

 

【鉄部塗装をしないと起こること】

・美観性の低下

・機能性の低下

・安全性の低下

 

【美観性の低下】

錆は雨に流されて赤茶色のシミが広がります。見栄えが悪くなり、建物の印象も古く見えてしまいます。また、表面も凹凸が多くなりますのでケレンで平滑にしていくのですが、全体的に錆が広がっていると厚みが薄くなり、ケレンで平滑にするのも限度があります。この状態だと塗装をしても凹凸が残り、錆が出る前と比べて見栄えを落としてしまいます。

 

ケレンについてはこちらの「外壁塗装のケレンってなに?必要性と気をつけておきたいポイント」をご覧ください。

 

【機能性の低下】

錆が発生すると門扉などの開閉操作のあるものは、操作性が悪くなります。レール型の門扉の場合、錆によってスムーズにレールを走らなくなるため、ストレスに感じてしまうかもしれません。また、錆びると脆くなるため故障しやすくなり、短期間で交換が必要になる可能性があります。

 

【安全性の低下】

鉄骨階段やベランダなど人がのる場所は、その荷重を耐える耐久性を維持していなければなりません。錆によって強度が低下すると崩落したり、柱が折れてしまったりする恐れがあり、錆びた状態で使用し続けるのは非常に危険です。普段から人がのって使用する場所は、強度を保つために定期的に塗装することが大切です。

 

【錆が広がる前に塗装を!】

鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由

ここまで鉄部塗装についてお伝えさせていただきました。鉄は一旦錆びてしまうと元に戻すことはできません。塗料の付着性も落ちてしまうため、ケレンで錆を除去し、錆止めで下塗りをしてから仕上げます。

 

鉄が朽ちてしまった場合は、溶接などの補修が必要になり、コストがかかるだけでなく見栄えにも影響します。理想は錆る前に塗装することですので、普段から鉄部の状態にはご注意ください。

 

劣化が進む前にメンテナンスをするには、定期的に建物診断を実施することです。当社は無料で建物診断を行っておりますので、しばらくメンテナンスをしていないという方は、ぜひ当社にお声がけください!

 

無料診断についてはこちらの「現地見積について」をご覧ください。

 

“mu”

 

江戸川区、葛飾区、江東区で、塗装工事、屋根工事のことなら、東京外壁塗装専門店へお気軽にご相談ください。

 

東京都江戸川区の外壁塗装・屋根塗装なら【東京外壁塗装専門店】