本日は、前回に引き続き、墨田区のMビル屋上から
防水工事に着工致しましたので、ご紹介していきます。
今回行った主な内容は、コーキングの取り換えと防水シートの接着作業です。
まずはコーキングの取り外しです。
コーキングとは建築材の目地を充填補充することです。
下地に使用している多くは熱により伸縮、膨張を繰り返します。
下地がきっちり並べれていると、その変動によってお互いを破損させてしまう可能性があります。
しかし、隙間を並べるように配置し、その隙間をコーキング材で充填することで、衝撃を和らげ下地の耐久性を高めます。
今回のように、そのコーキング部分が劣化していると、耐久性を損なうだけでなく
隙間があいている状況なので、雨などの水分が入り込んでしまい雨漏りに繋がる可能性があるため
コーキングを打ち直す必要があります。
次に防水シート接着です。
写真の部分は水をためる部分なので、より防水性を高める必要があり、
防水シートを採用致しました。
シート防水は耐久性が高く、下地への湿気の影響を受けにくくします。
耐久性は10~15年ほどといわれており、ウレタン防水(8~10年)やFRP防水(10~12年)に比べて、長く持ちます。
また、ビルの屋上は複雑な形をしていることが少ないので、防水シートを施工するのに適しています。
以上が本日の紹介記事でした。
次回は下塗りやドレン部分の補修を行っていきたいと思います。