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コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!

 2022年6月30日  2022年7月1日

コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!

コーキングまたはシーリングとも呼ばれている充填剤。外壁塗装をするときはコーキングのメンテナンスも一緒に行うことをおすすめします。コーキングはサイディングやALCなどの外壁材の目地や開口部まわり、部材同士が接する取り合い部、継ぎ目などに充填されています。

年数の経過で徐々に劣化してきますから、不具合を起こさないためにも定期的に新しくしておく必要があります。今回はコーキングの役割や施工の流れ、外壁塗装と一緒に行っておくメリットについてを解説していきます!

 

【コーキングの役割と劣化症状】

コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!

塗装工事ではコーキングもシーリングも同じ意味で呼ばれており、明確な分け方がされているわけではありません。業者によって呼び方が違うかもしれませんが、あまり気にしなくても大丈夫でしょう。(ここでは便宜上コーキングで統一させていただきます)

 

【コーキングは防水性・気密性の保持と目地緩衝材の役割がある】

コーキングの役割は建物の防水性と気密性を保つことにあります。建物は隙間なく組まれているわけではありませんから、雨が入ってこないようにコーキングを充填して塞いでいます。コーキングは可塑剤により、充填時は粘度の高い液体です。その特性から数センチの隙間でも奥にまでコーキングを充填でき、密閉することができます。

そして時間が経つとコーキングはゴムのように伸縮性のある状態で硬化します。伸び縮みする性質がありますので、緩衝材にもなり、サイディングやALCの目地材としてもコーキングは用いられています。

 

【コーキングの劣化症状】

コーキングは永続的なものではなく、経年劣化するため定期的にメンテナンスが必要です。太陽の紫外線や風雨などの外的要因によってひび割れや破断などの劣化症状が出るため、メンテナンスのタイミングを逃さないようにしましょう。コーキングの耐用年数は5〜10年ほどです。以下にコーキングの劣化症状を書きましたのでメンテナンスのサインとしてご参考にしてください。

 

【コーキングの劣化症状】

・ひび割れ

・剥がれ

・破断

・浮き

・変色

 

コーキングにはブリード現象というのもあります。これはコーキングに配合される可塑剤(柔軟性を与えるためのもの)が風雨や塗装などに反応して変色する現象のことです。現在ではコーキングの改良によりブリード現象も起きにくくなっており、ノンブリードタイプのコーキングも販売されています。コーキングにも塗料との相性があるため、材料選定にはコーキングや塗料の専門知識が必要です。

 

【コーキング工事の流れ】

コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!

「劣化症状」と「耐用年数(5〜10年ほど)がコーキングをメンテナンスする目安です。タイミングを逃してしまうと水が入り建物の状態を悪くさせてしまう恐れがありますから気をつけましょう。ここではコーキング工事の流れをお伝えします。コーキングの工法は「打ち替え」と「増し打ち」があります。まず以下に各工法の違いお伝えします。

 

【コーキング工法は「打ち替え」と「増し打ち」がある】

コーキングの打ち替えと増し打ちの大きな違いは古くなったコーキングを撤去するか、残してその上にコーキングを打つかです。コーキング性能を発揮させるためにも10mm以上の厚みを確保することをメーカーが推奨しているため、基本的に「打ち替え」で行うのが望ましいです。

しかし、開口部や入隅(2面の壁が接してできる角の内側の部分、内角のこと)はコーキングを撤去しづらく、無理に剥がそうとすると防水紙を傷つける恐れがあるため、現場状況によっては打ち替えよりも増し打ちの方が適していることがあります。施工する場所によって適した工法が変わりますが、増し打ちを行うにしてもコーキングの厚みを確保する必要があります。

 

【コーキング打ち替えの流れ】

コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!

コーキングの打ち替えは以下の流れで行います。

 

1:既存コーキング剥がし

2:清掃

3:マスキングテープ養生

4:プライマー下塗り(2面接着で行う場合は先にボンドブレーカーを取りつける)

5:新規コーキング充填

6:ヘラ均し

7:マスキングテープ剥がし

8:完了

 

コーキング打ち替えの作業については下の現場レポートでお伝えしておりますので、ぜひご参考にしてください。

 

「現場レポート:東京都江戸川区西小岩 N様邸 目地コーキング打ち替え工事 既存シール撤去」

「現場レポート:東京都江戸川区西小岩 N様邸 目地コーキング打ち替え ボンドブレーカー取り付け〜プライマー下塗り」

「現場レポート:東京都江戸川区西小岩 N様邸 目地コーキング打設を行いました」

「現場レポート:東京都葛飾区 F様邸 プライマー下塗り〜シーリング打ち オートイクシード」

 

【コーキング増し打ちの流れ】

コーキング増し打ちの流れは以下になります。

 

1:充填箇所の清掃

2:既存コーキング部分撤去(できる範囲のみ)

3:充填箇所のマスキングテープ養生

4:プライマー下塗り

5:新規コーキング充填

6:ヘラ均し

7:マスキングテープ剥がし

8:完了

 

【コーキングは外壁塗装とセットで行いましょう!】

コーキングの役割と施工の流れ。外壁塗装とセットで行いましょう!

ここまでコーキング工事についてお伝えしました。コーキングは建物の防水性や気密性を保つ大事な役割があります。もし、コーキングにひび割れや破断などの劣化症状が見られる場合は水が入る恐れがありますから、そのまま放置せずに新しくメンテナンスしましょう。

コーキングのメンテナンス工事は外壁塗装と作業が重なります。別々に工事してしまうと余計な手間が増えてしまうため、効率良くお家のメンテナンスをするためにも外壁塗装とコーキングはセットで行うことをおすすめします。足場代のこともありますので、ぜひご検討してみてください。

 

足場代と節約についてはこちらの「屋根工事と外壁工事はセットがお得!」をご覧ください。

 

東京外壁専門店は無料で建物診断を実施しています。お家のメンテナンスのことでお困りのことがございましたらお力になれるかと思いますので、お気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「現地見積について」をご覧ください。

 

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