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外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

 2023年8月11日  2023年8月11日

外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

霧除け庇とは外壁から張り出している小さな屋根のことです。現在の戸建て住宅は庇を設けるところが少なくなりましたが、玄関のところは雨を避けるために庇を設けているところが多いですね。

この庇は材質によっては定期的に塗装が必要です。庇の作りによっては簡単に張り替えができない場合もありますので、傷んでしまわないようにしっかりメンテナンスをしましょう!

本日は霧除け庇のメンテナンスについてお伝えさせていただきます!

 

【霧除け庇とは?】

外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

冒頭でもお伝えしましたが、霧除け庇とは外壁から張り出している小さな屋根のことです。役割は日差し除けや雨除けなどがあります。霧除けと呼ばずにただ「ひさし」と呼ばれることが多いかもしれませんね。

庇があると直射日光を避けることができますので、気温が上がりやすい夏は日陰ができて涼しく過ごせます。昔の建物に設けられている庇は、屋根部分がトタンで仕上げられています。

トタンは亜鉛をメッキした鋼板でして、亜鉛の犠牲防食作用によって錆が発生しにくい性質を持っています。ですが、メッキも経年劣化で摩耗してくるため、錆の発生を防ぐために定期的に塗装が必要です。現在の庇は様々な素材が採用されており、錆びにくいガルバリウム鋼板やおしゃれなガラス製のものなどもあります。

 

【霧除け庇のメンテナンス方法】

外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

【劣化症状はメンテナンスのサインです!】

工事させていただくことが多いのは、トタンを張った霧除け庇です。トタン製の霧除け庇は、定期的に塗装しないと錆びてしまいます。錆はトタンそのものを朽ちさせ、穴が開いてしまうこともあります。

また、トタン部分は一部外壁内に入り込んでいるため、簡単に張り替えるということはできません。トタンを張り替えるとしたら、外壁を部分的にカットして既存トタンを剥がし、その後に下地づくり、下葺き材敷き、屋根材の設置、外壁の復旧とかなりの手間とコストが掛かります。

カバー工法で板金を被せる方法もありますが、防水処理は継続的なメンテナンスが欠かせませんので、できれば錆がひどくならないように正常な状態を保つことが望ましいです。霧除け庇が錆びてしまわないように注意することは以下の症状を見逃さないことです。

 

【見逃せないメンテナンスのサイン】

・色褪せ

・チョーキング

・汚れの付着

・軽微な錆

 

劣化も早期であれば塗装で対応できます。

上記の症状は劣化してメンテナンスが必要なサインですので、見逃さないようにしましょう!

 

劣化症状についてはこちらの「外壁塗装は必要?建物の劣化症状を解説します!」をご覧ください。

 

【霧除け庇のメンテナンス方法】

霧除け庇のメンテナンスは以下の方法があります。

 

【霧除け庇のメンテナンス方法】

・塗装

・張り替え

・新しく庇を設置

 

【塗装】

最も一般的でコストを抑えられるメンテナンスが「塗装」です。錆などの劣化が進む前に塗装すれば長期間保つことができます。霧除け庇は外壁塗装工事で「付帯部」に含まれていますので、外壁塗装を行うときは霧除け庇も一緒に塗装しましょう。

 

付帯部についてはこちらの「付帯部とは?付帯部部材の紹介と付帯部塗装の必要性」をご覧ください。

 

【張り替え】

板金で仕上げられている庇は張り替えも可能です。ですが、先ほどもお伝えしたように板金が一部外壁に入り込んでいますので、部分的な外壁の解体工事が必要で、工事コストが掛かります。

庇の板金を張り替えなければいけないケースとは、かなり劣化が進み、水が入り込んでいる状態のときでしょう。新しく板金を張り替える場合は、トタンよりも錆びにくいガルバリウム鋼板に張り替えることをお勧めします。

 

【新しく庇を設置】

昔の庇は造作(木材などを加工して一から部材を組んで作ること)が多かったのですが、現在では工場で完成させる既製品が一般的になりました。庇を取り付ける下地があれば、製品を発注して簡単に取り付けることができます。

造作のように材料を用意する必要がありませんので、庇を設置するだけなら数時間で工事を完了させることができます。流通している庇もガラス製やアルミ製などモダンでおしゃれなデザインがたくさんあります。

 

【霧除け庇の塗装方法】

霧除け庇の一般的なメンテナンスは「塗装」です。

霧除け庇の塗装は下地処理のケレンや錆止めがポイントとなりますので、塗装工事をされる際は見積もり内容をよくチェックしましょう。

 

【霧除け庇の塗装工程】

1:ケレン(下地処理)

2:シーリング処理

3:錆止め塗装(下塗り)

4:上塗り(2回)

 

施工前の霧除け庇は、汚れや錆、白亜化した塗膜などたくさんの不純物が付着しています。その状態で塗装してもうまく定着しませんので、ケレンで下地をきれいに整えてから塗装する必要があります。

 

ケレンについてはこちらの「外壁塗装のケレンってなに?必要性と気をつけておきたいポイント」をご覧ください。

 

外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

既存霧除け庇に錆が発生している場合は、錆止めを塗ってもらいましょう。錆止めは名前の通り防錆効果がある下塗り剤です。錆が発生しているところにそのまま上塗りしてしまうと、元々の錆が影響してさらに広がってしまう可能性があります。

もちろん塗装した塗膜も剥がれてしまうでしょう。使用する塗料は見積もりに記載されていると思いますので、錆止めを使用するか事前に確認しておきましょう。

 

外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

上塗り剤は外壁と同じにしてもいいですし、施工状況に合った塗料を別に選んでも大丈夫です。使用する塗料の種類が増えると、その分だけコストは上がってしまいますが、環境や素材に合った塗料を選ぶことが大事ですので、塗料を使い分けることもご検討してみてください。

 

鉄部塗装についてはこちらの「鉄部は塗装した方がいい?鉄部に含まれる箇所と塗装する理由」をご覧ください。

 

【まとめ】

外壁塗装のポイント!霧除け庇のメンテナンス方法と塗装工程を解説!

霧除け庇は外壁塗装工事だと付帯部に含まれる部材です。劣化を防ぐことだけでなく、建物の見栄えにも関係してきますので、外壁塗装では霧除け庇も一緒に塗装しましょう。

霧除け庇で特に注意しなければいけないのが「サビ」です。錆が広がってしまうと張り替えや補修をする必要が出てきて、メンテナンスに掛かる費用負担も増してしまいます。

 

長く維持していくためにも以下のポイントを押さえて維持管理しましょう。

 

・色褪せやチョーキングは塗装が必要なサイン

・軽微な錆なら塗装で対応できる

・塗装はケレンなどの下地処理と錆止めがポイント

 

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無料診断はこちらの「現地見積について」をご覧ください。

 

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